わたしの空色

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グラフィックデザインをしている私の日々のエッセイ

「香り」と「香りのイメージ」

山形市香澄町にある「ぎゃるり葦」で、
笠井正博 版画展 〜香りの記憶〜 La mémoire du parfum が展示されています。

そのギャラリーで日曜日に、
版画と香りのイベント 「香りを聞く」・御香の世界 が催されましたので、
行ってきました。(前日の土曜日は、「香りを楽しむ」・アロマの世界 というのも
催されてました。)

版画という視覚的な刺激と、香りを聞きながら(御香の世界では香りは「聞く」と
いうそうです)、くゆらせた香りのイメージを感じたり、それまで知らなかった
香道の世界に触れた貴重な時間でした。

香りを聞きながら、御香を含めた香りにまつわるたくさんのお話を聞いて、私が一番
印象的だったのは、香木は、傷ついた樹の自助作用で出てくる樹液が、樹と一緒に
土の中で何年も熟成されて、ふくよかな香りが生まれる というお話です。
自らが傷つくことによって、それを癒そうとする力が働いて、時間をかけて形成され、
他のものも癒す力を与えられる。
生きようとする力、人間も樹も同じなのかもしれません。

そして、光や香りを感じたときの、ほんの一瞬かもしれない瞬間。
その瞬間がグラデーションの色合いやリズムで描き出された、透明感あふれる
繊細な世界を、とても心地よく感じました。


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                笠井 正博先生


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              ギャラリーでの風景

笠井 正博 版画展 3月27日〜4月20日まで
   「香りを楽しむ」・アロマの世界
    4月4日・11日 15:00〜17:00、18:00〜19:00
   「香りを聞く」・御香の世界
    4月5日・12日 14:00〜16:00、17:00〜18:00
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by m_azure7 | 2009-04-07 01:22 | わたしの窓から