わたしの空色

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グラフィックデザインをしている私の日々のエッセイ

本の話 「出星前夜」

最近、読んだ本が面白かったので、ご紹介したいと思います。

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飯嶋和一・著

Amazon.co.jpより
内容(「BOOK」データベースより)
すべての民にとって不満のない世などありえない。しかし、民を死に追いやる政事のどこに正義があるというのか。寛永十四年陰暦七月、二十年にも及ぶ藩政の理不尽に耐え続けた島原の民衆は、最後の矜持を守るため破滅への道をたどり始めた。


第35回大佛次郎賞をとったのは山形県出身の小説家 という情報を聞いて、
すごく興味が湧きました。
その小説家が飯嶋和一さん。
「出星前夜」が大佛次郎賞に輝いた作品です。

飯嶋さんの作品は、文芸誌の連載ではなく、全て書き下ろしらしいです。
人々の心理描写や描かれる情景の細やかさが、まるで登場人物を隣で見ている
かのような迫力でした。それと普通だったら埋もれてしまっているような草の根の
人々が主人公で、その姿を描き続ける著者の姿勢がとても印象的です。

「出星前夜」の前に、「神無き月十番目の夜」も読みました。
これも同じ情報源 山形市の十日町にある珈琲店のマスターが教えてくれたもの
ですが、これも、とても面白かった。あまりにすごい描写に夢にまで出てきました。

とにかく、山形県出身の方でこんなに素晴らしい作品を書かれる方が存在すると
いう事実に感動しました!!
もう皆さんはご存知かもしれなかったですが、まだ読んでない方や、
歴史小説に関心のある方は、是非お手に取ってご覧ください!!
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by m_azure7 | 2009-04-02 13:10 | わたしの窓から